映画感想「アメイジング・スパイダーマン」★★★★★
タイトル:「アメイジング・スパイダーマン」
公開日:2012
監督:マーク・ウェブ
主演:アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー)
主な出演者:エマ・ストーン(グウェン・ステイシー)、リス・エヴァンス(カート・コナーズ)
136分
@鑑賞日:2022.01.11
@評価:★★★★★
2002年~からあったサム・ライミ版スパイダーマン3部作を経た、リブート版1作目。
ピーター・パーカー役がトビー・マグワイアからアンドリュー・ガーフィールドになり、イケメン度合いが増した気がする。
1作目のため、一般人だったピーターがスパイダーマンになるまでの過程がメイン。
ベン叔父さんの「善き人」らしさの描写が良いですね。またエマ・ストーンの演じるヒロインのグウェンもなかなか好感が持てますね。サムライミ版ヒロインのMJがあんまり好きじゃなかった人間にとってはこっちの方が好感触かもしれない。
アメイジング・スパイダーマンでは主人公がけっこうスカしてる奴っぽさがある(と言われる印象がある)けど個人的には中々好きです。
学校のいじめっ子ポジションのフラッシュにボールを取って見せろよと煽り散らすシーンとか爽快で良いですね。ダンクまで決めるし。
グウェンの父親との対立もピーターのヒーローらしさの成立に関わっていそうな味付けに感じられました。これを経て一人前になるんだろうなあ・・
後半、今までにピーターが助けた工事のおじさんが団結して「スパイダーマンに近道を作ってやるんだ!」のシーンも熱くて好きですね。今まで人助けをしてきたことが無意味でないことの証明のようで名シーンなんじゃないでしょうか。
アメイジング・スパイダーマンは1も2も以前にも観ており、後味の悪いことだけ覚えていました。1だけ見直した感想としては記憶よりずっと面白い、でした。
2見てみるとまた変わるかもな~
映画感想「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」★★★★★
タイトル:「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」
公開日:2022
監督:ジョン・ワッツ
主演:トム・ホランド(ピーター・パーカー)
主な出演者:ゼンデイヤ(MJ)、ジェイコブ・バタロン(ネッド・リーズ)
2時間28分
@鑑賞日:2022.01.10
@評価:★★★★★
お、面白すぎる…スパイダーマン映画史の集大成だ…
エンドゲームがアベンジャーズシリーズの集大成として完成度高すぎたのに、
そこから更に「その後の物語」を描いたファー・フロム・ホームを見せられて、上がりに上がりきっていた新作のハードルを飛び越えてきた……
スパイダーマンの映画シリーズ全部見るくらいには大好きなスパイダーマンファンにはたまらない傑作。
20年間シリーズ追ってきたファンへのアンサーとして最高の形じゃないか?
ネタバレされる前に、一切情報を仕入れずに見に行って欲しい。
以下ネタバレあり自分の感想覚え書き
◯J・ジョナ・ジェイムソンさん、前作ファーフロムホームのラストで出てきてテンションぶち上がりまくったので、今作の映画がそのぶち上がったシーンからそのまま始まるので一気にテンションもぶち上がった気持ちになれて最高
◯MJ、心がめちゃくちゃ強い…スパイダーマンがこれだけ注目されている中でも支えようとしてくれてるのあまりに強い強すぎる
歴代最強に強いかもしれん、好き
◯やっぱりドクター・ストレンジに相談しに行ってしまうピーターの判断力どうかと思う。
詠唱邪魔されたからお前のせいだぞ!とは言うけどピーターの依頼内容をきちんときかずに呪文の詠唱始めちゃったほうもどうかと思いますねぼくはね
◯学校の偉い人、「お前ふざけんなよマジで!死ぬかと思ったわボケ!」ってなるか、「ありがとう…君は確かにヒーローだ…」ってなるかずっとわからなくてハラハラして見てました
◯道路上にヴィラン集合①。オクトパスの触手かわいいね。
◯ストレンジの地下牢、捕らえられて大人しくしてるヴィランなんかかわいいね
ただどの程度の強度の牢なのかわからなくて怖かった…暴れられたら壊れるんじゃないの…?
◯ヴィラン集合②。サンドマンもちょっとかわいいじゃないか…なんだこいつらこういう路線か…?エレクトロはシリーズでもかなり強キャラな気がするな〜
◯ドクター・ストレンジのミラー次元、映像描写大好きなのでどんどんやってほしい
ドクター・ストレンジは魔術戦が楽しいから戦闘シーン無限に見てたい。そして幾何学!でカッコよく奪い去るスパイダーマン凄い、そう上手くいくか…?いや上手くいったからやっぱ凄いわ
◯ヴィラン集合③、みんなでお散歩してピーターくんと理科の授業しましょうね〜
スタークインダストリーズテクノロジーで治療していくはずがまあそううまくいかず…最初にノーマンさんからやっていればこんなことには…!!
結局ヴィランはパワーに溺れるんですね。動物がよ…
◯メイおばさんの別れ。「大いなる力には大いなる責任が伴う」のバトンを渡されるピーター。
自分のわがままでこの結末を迎えたという後悔に対し、メイが背中を押してくれます。つよくあれピーター
◯傷心のピーターが消息をたったあと、ネッドが「あいつに会いたいな…」とつぶやいたところ魔術らしきものが。もういちど今度ははっきり願ったところ、ドクター・ストレンジの使うスリングリングのゲートが開いて向こうからスパイダーマンが!
ここでやってきたスパイダーマン、顔を見た瞬間に「やってくれたなオイ!最高じゃねえか!」の気持ちになりました。最高じゃないですか?最高。
◯アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンに対して「誰…?」となるも天井をクロークする姿は紛れもなくスパイダーマン。本人が出るまでやろう!とまたスリングリング開いたところ今度はトビー・マグワイアが。
ネッドとMJが「なに?この一般人」みたいになってるのちょっと面白い。冴えない顔に対して容赦が無さすぎる
◯スパイダーマン集合。スパイダーバースじゃん…最高…
ピーター・パーカーは基本的には孤独なヒーローというか、共感を分かち合える人がいないキャラなので(MCUだとアヴェンジャーズや友達いる分まだマシなほうだった気もする)、こうしてスパイダーマン同士が一堂に会して「わかるよ…」ってやってるの良いな。分かり合えるのはこいつらだけだ
◯トム・ホランドとMJを見てしんみりしてるアンドリュー・ガーフィールド良い…そうだよな…
◯ヴィラン治療薬パート。ここはテンポ重視なんだろうなあというところ
トビー・マグワイアがウェブシューターなしで直接体からウェブ出せることに「えぇ…」みたいになってるの面白い
ピーターって呼ぶと全員返事するあたりも鉄板な感じで良い
◯自由の女神像での決戦。キャップの盾持たされてるのちょっと面白い。
ヴィランを誘き寄せて一網打尽治療作戦…を始める前のスパイダーマン3兄弟の会話好き。
トビー・マグワイアの年の功ぽさいいな…やはり長男か…?
ヴィランとの立ち回りは情報量多くてまだ自分があんまり拾いきれてない感あるが、
複数人のスパイダーマンが入り乱れるかつてない規模のバトルシーンは良かったですね
◯ゼンデイヤが落ちそうになったところをアンドリュー・ガーフィールドが救うのめちゃくちゃ良い。今度は助けられたね………
あっネッドくんは適当にマントさん頼みます
◯グリーンゴブリン襲来。1からの宿敵なのでやはりこいつという気持ち。オズボーン役のウィレム・デフォーの演技力すごいな…演技あんまりわからないけどそれでもこの人すごくないか?とわかる
◯スパイダーマンの正体を知る者を世界から消す選択、トム・ホランドスパイダーマンは特に多くの人と関わってきたスパイダーマンだと思ってるから余計につらいな…
必ず見つけるよ、とMJに話すピーターを見てると、織姫(BLEACH)の「人生が5回くらいあったら、5回とも違う街に生まれて5回とも違う仕事をして 5回とも同じ人を好きになる」のシーン思い出しました。あそこめちゃ好きなんですよね…強固な運命で結ばれろ…!頼む…!
◯バイト先で再会するもやはりピーターを覚えていないMJ。これMITはMJとネッドだけ?この2人がくっつくとか脳が破壊されるからマジでやめてくれよ?
こういう自分だけが覚えてて相手は忘れてるシーンつらいけど好きだな。シュタインズゲート感ある
◯ホームカミングでアイアンマンから補助輪つけてもらいながらヒーローとしてやっていたピーターは、ファーフロムホームではまだまだ甘い部分もありそこをミステリオに狙われたりもしていたが、ノーウェイホームを経て1人のヒーローとして歩き始めたように思いましたね…。
ピーターの新居も、上にスライドするタイプのスパイダーマンらしい部屋だったので、ここからまたヒーローとして活躍してくれるのかな。かつての師匠役だったアイアンマンもお目付役のハッピーも、メイおばさんもMJもネッドもいなくなったピーターの物語は、もの悲しさもあるが見てみたい気持ちもありますね
映画感想「キューブ」★★★☆☆
タイトル:「キューブ」
公開日:1998
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
主演:ニコール・デ・ボア(レブン),デヴィッド・ヒューレット(ワース)
主な出演者:モーリス・ディーン・ウィント(クエンティン),ニッキー・グァダーニ(ハロウェイ),アンドリュー・ミラー(カザン)
90分
@鑑賞日:2021.12.19
@評価:★★★☆☆
目が覚めたらキューブで構成された巨大建造物に囚われていた人たちが脱出のために奔走するデスゲームもののご先祖のような映画。
扉を開けた先に靴を放り込んで、次の部屋に即死トラップが仕掛けられていないか確認するシーンが印象的。
6人の男女はそれぞれ警察官や医者や数学に詳しい女学生と様々だけど、みんな一筋縄ではいかないというか、やたらといがみあってなかなか協調しない。
作中でもちょろっと言及がありますが、人間の愚かさみたいなのがテーマにあるような印象。
ラストもこのテーマならそうなるかもな・・とちょっと納得するところがあり、古さは感じられるがなかなか面白かった。
時代に与えた影響とか古いのに面白かったこと考えるともう1個★あるかも・・くらいには良かった
映画感想「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないやつら」★★☆☆☆
タイトル:「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないやつら」
公開日:2010
監督:イーライ・クレイグ
主演:タイラー・ラビン(デイル)、アラン・テュディック(タッカー)
主な出演者:、カトリーナ・ボウデン(アリソン)、ジェシー・モス(チャド)
90分
@鑑賞日:2020.08.13
@評価:★★☆☆☆
コンプレックスの塊である太っちょのデイルと、憎まれ口を叩くも性根が優しいタッカーの2人は幼いころからの馴染みで、お金を出し合って山中に別荘を購入。やっと夢が叶ったと2人は道具を揃えて車で別荘へ向かう。
同時に、アリソン・チャドらを含む大学生グループはタッカーらの別荘のすぐ近くでキャンプに来ていた。チャドは仲間たちにこの土地で20年前に起きた残虐な事件の怪談を聞かせ、震えあがった彼らはデイル・タッカーの顔がコワモテだったことから殺人鬼と勘違いしてしまう。
湖で遊んでいた際に気を失ってしまったアリソンをタッカーとデイルが家に連れ帰り介抱したことから、大学生らは「アリソンが殺人鬼に誘拐された!」と勘違い。
アリソンを取り戻すべく大学生らが果敢に攻撃を仕掛けるが、不運に不運が重なり大学生が事故死をしてしまう。
大学生らはタッカーとデイルらを殺人鬼と確信し、彼らの攻撃はどんどん過激になっていくが・・・
ホラー要素はグロテスクな死に方をする点くらいであとはコメディ全振りのコメディホラー映画。
見た目はちょっと怖いだけで善良な人間であるはずのタッカーとデイルが思い込みによって殺人鬼扱いされてるのがかわいそう・・・ってずっと思ってた
映画感想「ヴェノム」★★★☆☆
タイトル:「ヴェノム」
公開日:2018
監督:ルーベン・フライシャー
主演:トム・ハーディ(エディ・ブロック)
主な出演者:ミシェル・ウィリアムズ(アニー)、リズ・アーメッド(カールトン・ドレイク)
112分
@鑑賞日:2020.08.13
@評価:★★★☆☆
スパイダーマン3(サムライミ版3作目)に登場したヴィランのヴェノムを主役にした別世界線の映画。
エディ・ブロックという正義感の強い報道記者がライフ財団という医療団体が極秘に人体実験していることを世に知らしめようとした結果、仕事と婚約していた彼女の両方を失い惨めな生活を送っていた所に、ひょんなことから宇宙からの地球外生命体(シンビオート)であるヴェノムの宿主となってしまった。
ヴェノムは宿主なしの状態では粘菌のような形状をしていて、酸素のある環境下では宿主なしでは生きられない生命。しかもヴェノムと宿主には相性があり、適合できる人間でないとすぐに死んでしまう。
宿主であるエディと寄生体ヴェノムの奇妙なタッグマンセルで自分を嵌めたライフ財団に一泡吹かせてやるぜ!な映画。こんな前向きじゃないけど。
ライフ財団の代表ドレイクは人体実験を繰り返し、シンビオートという地球外生命体と人間を融合させることが人類の発展に繋がると考えていたが、適合するものが現れず苦戦していた。そこでエディがヴェノムと適合していたことから彼を研究対象として捉えようとし追手を放つ。
ライフ財団に恨みのあるエディと適合できる宿主を見つけたヴェノムはお互いのために戦う。
あらすじとしてはかなりわかりやすくシンプルで、悪の組織ライフ財団の妥当を描いているのですが、120分の映画のうち3分の1ほどをエディが人生から転落し落ちぶれていくまでに割いているので、ヴェノムと適合してから彼の絆があまりに急に深まるような印象を受けます。
ヴェノムはかつての仲間、自分と同種属であるシンビオートたちを裏切り地球のために戦っててくれるのですが、その理由は「ここが気に入った」「お前(エディ)が気に入った」という根拠の薄い理由が急に出てくる。いきなり親身になってくれるのでちょっとよくわからなくなりましたね・・・
ただ、エディとヴェノムの奇妙なやりとりや掛け合いは面白く、またバトルシーン・アクションシーンはよかったです。
エディの身体でヴェノムがバイクを運転しながら追手から逃走するシーンで、車と車の間をすり抜けしようとするも距離が狭すぎて抜けられない!このままじゃぶつかる!ってところでヴェノムが腕をニュッて生やしてそれぞれの車をちょびっとだけ押して間を通り抜けるシーンが好き。
全てを失ったと傷心のエディに対し「俺とお前は似た者同士」と言うヴェノムはシンビオートの中ではイマイチな存在だったのかもしれませんね。
そんなヴェノムがエディの影響で人類の守護者として戦うのは、なんか良いなって思います。
あんまり気に入ってないところとしてはヒロインポジションのエディの元カノの存在。どうにも鼻につく態度で気に入らなかったな〜。
エディの元カノはエディがヴェノムの姿で暴れまくってたのを目撃したのに「あなたは病気!今すぐ病院へ!」とか言えるの狂いすぎでしょ。
行くべきは病院じゃなくて隔離施設だろどう考えても・・・
今週のジャンプ(2020/08/11)感想
少年ジャンプ漫画の原作者逮捕 10代女性にわいせつ行為の疑い #nhk_news https://t.co/V0KIX0IQTM
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年8月8日
原作者逮捕で「アクタージュ」連載打ち切り 週刊少年ジャンプ #nhk_news https://t.co/nJuntTNX4L
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年8月10日
>中野区の路上で歩いていた女子中学生の後ろから自転車で近づき、体を触ったとして8日、強制わいせつの疑いで逮捕されました。
>「アクタージュ act-age」の連載を11日発売の合併号を最後に打ち切ることを明らかにしました。
さようならアクタージュ・・・強く生きてくれ作画の宇佐崎しろ先生・・・!!!!
原作のマツキタツヤ先生の逮捕によりやむなく打ち切り。羅刹女編が終わり新章の大河ドラマ編でも新キャラのさつきちゃんの顔見せ等も終わりいよいよ盛り上がってきた!というところでこの顛末~~~~~残念過ぎる!!!!
さつきちゃんのかわいさもこの原作者の脳から出力されたと考えるとあのかわいさも納得ですね。ロリコンは全員YesロリータNoタッチの精神を持っていてほしいよな。
もともと原作のマツキタツヤ先生と宇佐崎しろ先生の不仲説(Twitterのリムり合い)とかも囁かされておりましたがこうなっちゃうとマツキ先生がなにがしかのやらかしを宇佐崎先生にしたのだと想像しちゃいますねえ。
今週の掲載分が最後で残念で仕方がない。舞台化も決定しておりアニメ化の話も進んでいたと思うので集英社の人は憤死寸前までいったんだろうな~
夏休み企画で矢吹先生のヒロインポスターとか、各連載陣の1~2ページ番外編が載ってたりします。チェンソーマンの番外編でコベニちゃん出てました。オニギリだけじゃ物足りないからデンジ&パワーから奢って貰おうとしたらパワーに「そのオニギリ、ワシのじゃないか?」とか絡まれてて不憫かわいいでした。
かわいそうはかわいい。
あと来週からBLEACHの作者久保帯人先生の短期集中連載が始まります!以前掲載された読み切り「BURN THE WITCH」、超面白かったので期待しまくってるぞ!!!!!!!
以下作品別ネタバレ感想
◯チェンソーマン
地獄のvs銃の悪魔編から明け新章に入りましたね。
乗り越えて、なにげない日常を過ごそうとしてるデンジがふとした拍子にアキのことを思い出し何も出来なくなってる様が見てて苦しくなってくる。
姫野先輩のときと打って変わってこのありさまなのでデンジにとってのアキの存在の大きさが図られる・・・
この前半からのマキマさんハウス展開の温度差が凄い。
マキマさん犬にこんばんわんとかやらせるんだ・・・"人間"じゃん・・・
今までマキマさんからはどうにも謎めいた雰囲気がずっとありましたがここらでマキマさんにスポットが当たっていくのかもしれません。
マキマさんに願いを聞かれた時のデンジが宇宙猫みたいな顔してるの面白い。
◯呪術廻戦
かなり昔から設定がチラついていた伏黒の切り札がついに登場。
自分ではどうにもならない実力の相手が出てきた時とか、そもそも自分がボロボロすぎて戦えない時にこの切り札切ろうとしてる印象だったのでどんなのかと思ってたがこれなら納得。
伏黒が使ってた式神も、禅院家が代々受け継いできた式神を調伏して扱えるようにしてたんですね。そして調伏していない式神でも調伏の儀に他人を巻き込んで道連れにできるので、メチャつよ式神による他力任せ(自分も死ぬ)という今までの呪術師にはいなかった戦い方ですね。自爆特攻。
過去の五条家当主も五条先生と同じ六眼持ちの無下限呪術使いってことですが、どの程度の実力だったのかな~
脳をリフレッシュさせて術式を張りっぱなしにするとか、術式展開「無量空処」の最強ぶりとかは五条先生特有っぽいので彼ほどではないとは思いたい。ただ無下限呪術そのものがクソ強い術式なのでかな~り強いだろうな。
その過去の五条家当主でも倒せなかったのが禅院家の最強式神「八握剣 異戒新将 魔虚羅」。
ちょっと調べてみましたが、"八握剣"は日本神話に登場する神器(Fate風に言うなら宝具)らしいですね。高天原の天照大御神がニニギノミコトを天降りさせる際に持たせた10種の神器のうちの1つ。めっちゃすごい武器の名前を冠してるじゃん・・・
"異戒新将 魔虚羅"はよく知らないけどいわゆる十二神将らしい。仏教用語であり、仏教世界と仏教徒を守護する護法神である十二神将の1つ"摩虎羅大将"と同じ名前なので多分そのへんなんでしょう。
今だ誰も調伏出来ていない式神、名前からして超特盛ですが、呪術廻戦の呪霊の王である両面宿儺とどっちの強いのかな~~~現状作中最強を五条とツートップをひた走る宿儺との対決に期待ですね!
◯タイムパラドクスゴーストライター
うーん・・・ホワイトナイトがどれだけ傑作だったとしてもANIMAもまたもう1つの傑作、どっちも良いよね、ってなりそうだけどそうはならない世界なんだろうな~
最高に面白く全ての人が認める世界一の傑作は1つでしか有り得ないこと・唯一無二の"正解"の漫画のかたちがあるっていう設定があるからなこの世界。
最高の漫画は最高の雑誌であるジャンプで連載している漫画であり、最高の雑誌で掲載順位1位の漫画は唯一にして至高の漫画でこれに勝る漫画はない。っていう思想。
いやこれそんなことねえだろの違和感が拭えない。本当に面白くて全ての人に認められる漫画は1つしかないってのも変だろと。
根底の設定から納得いってないうえに佐々木の言動が言い訳がましかったりヒキをとにかく重視するあまり展開の無理やり感がとにかく引っかかる。
シュタインズゲートをしたいんだろうけど・・・
映画感想「スノーピアサー」★★★☆☆
タイトル:「スノーピアサー」
公開日:2013
監督:ポン・ジュノ
主演:クリス・エヴァンス(カーティス)
主な出演者:ソン・ガンホ(ナムグン・ミンス)、コ・アソン(ヨナ)、ジェイミー・ベル(エドガー)
120分
@鑑賞日:2020.08.10
@評価:★★★☆☆
深刻化した地球温暖化を食い止めるべく開発された化学薬品CWー7は、7年もの年月をかけて議論が進められた結果、世界中に散布された。予想よりはるかに大きい効果をもたらしたCW-7は地上を氷河期へと巻き戻し、人は住む場所を自らの手で失った。
CW-7の危険性をいちはやく予見していた技術者ウィルフォードは、自分の夢であった世界中を巡る永久機関のエンジンを備えた巨大列車を完成させていた。
地上が凍結されてから17年の時がたっても、乗り込んだわずかな人類だけは列車の中で生き長らえていた。
しかし列車の中は明確な階級制であり、最後尾の車両は狭い車両の中に押し込められ、自分の部屋すらなく、毎日わずかなブロックゼリーを配給されるのみ。一方、先頭車両に近づくほどそこで暮らす人々は優雅な生活を享受していた。
最後尾の車両で生活する主人公カーティスは、貧困層の仲間を率いて革命を企てる。配給に来た兵士を倒し、隣の監獄車両からセキュリティのスペシャリスト・ナムグンとその娘ヨナを脱獄させ、車両間の施錠扉を開けて前へ前へと突き進んでいく。
人類が自らの手で地上を凍らせてしまったこと、残された人類はウィルフォードの巨大列車という閉じた世界、いわば箱舟に乗り込んだ者のみ、列車は階級制で奴隷同然の扱いを受けていた貧困層の住人が革命に立ち上がる・・・というストーリーだけで「面白そう!」と直感して見てみました。
社会の縮図となった列車の中を突破していくわけですが、現代への風刺・皮肉が効きまくった作風で、子供がプロパガンダで洗脳されまくってたり、金持ちは貧困層の生活を何も知らず一生パーティ開いてたり、人類全体に必要なことだとかなんとかで正当化して平然と非道を働いたりするんですが・・・
一方でコメディというか妙に笑えるシーンや「その設定は無茶だろ」みたいなものもあったりします。車両まるまる水族館にしてあったり、そこには何故か黒人の寿司職人がいたり、車両の扉あけたら死刑執行人みたいな帽子被ったムキムキのオッサンが斧持って大量に待ち構えてたりしててちょいちょい笑える。
暗喩的なものがとにかく多い映画です。あと、宗教的な匂いもまあまあします。
列車はノアの箱舟で、列車を作り上げたウィルフォードはキリストのような存在(預言者、神の代弁者)、永久機関のエンジンは神そのもの。
貧しい者はずっと貧しく、豊かな者は富を独占してるのは資本主義経済を表していると思います。
色んな要素を含んでるので人によっては「説教臭い映画だな」と思うかもしれませんが軽い気持ちで見るくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。
深く考えてしまうと、「貧困層生まれた子供の一部を徴収してるけど最後尾車両にプライベート空間ないじゃん、どこで致してどうやって産んでんの?」とか「住民(乗客)に対して兵士の数多すぎじゃね?」とか「雪の崩落や線路の脱線の可能性考えたら17年も稼働できなくない?」とか「なんで唐突な寿司屋?」等々、疑問は尽きないので、適当な塩梅で流すといい感じでした。
個人的にはメガネかけたおばさん総理のキャラが小憎らしくてちょっと好き。
ネットフリックスにドラマ版もあるらしい。