映画感想「ハッピー・デス・デイ」★★★★☆
タイトル:「ハッピー・デス・デイ」
公開日:2019
監督:クリストファー・ランドン
主演:ジェシカ・ロース(ツリー)
主な出演者:カーター(イズラエル・ブルサード)
1時間30分
@鑑賞日:2020.7.26
@評価:★★★★☆
誕生日の夜に謎のマスク男に殺されたクソビッチが死に戻り(死んだらその日の朝に戻る)の能力を手にしたので、犯人を突き止めるべく死にまくる異例のループホラー映画。あんまりホラーではないかも。
とにかく性格の悪いクソ女だった主人公のツリーは周囲の恨みを買いまくっていた。誕生日のパーティ会場に向かう途中で謎マスクに殺されて、目が覚めると殺された当日の朝。受け入れがたい現実を目の当たりにしながらも自分が同じ一日を繰り返していることに気づくと、謎マスクの正体を探るため立ち上がる。ヤケクソ気味で。
自分が同じ一日をループしていることを相談しても当然のように病院を紹介されてしまうツリーですが、気にもしていなかったナード男にダメもとでループしてることを話すと思いのほか真摯に受け止めて攻略法を考えてくれます。
殺されても朝に戻されて同じ一日が始まることから、無力だったツリーは無限の時間を手にしたのです。身の回りの疑わしい人物を探り、犯人でないことを確かめると同時に真犯人に殺され、次のループでまた別の候補者を探り・・・というゴリ押しの攻略法で潰しこんでいく。おいナードお前の考えたこの案まじで最悪だからな!と悪態をつきつつ。あと当然死んだときの痛みはそのまま痛いのでだんだん頭もおかしくなっていきますが。
ホラー映画というよりは、ホラーテイストのあるサスペンス映画のような感じ。真犯人を探る材料は映画の中にちょくちょく出てきます。ああそういうことか!と得心してからも二転三転・・・まだこの悪夢は終わらないの!?と繰り返しの中で明日を迎えられないツリーの苦しみが非常に共感しやすい構造でした。
非常に面白かったです。ホラーが極度に苦手じゃないのであればオススメしたい映画。